ようやく涼しくなり、シャワーよりも風呂が気持ち良くなってきた。紅葉を味わえないにしても、露天風呂に入るには最高の季節だと思う。自分は叙情っぽい旅館よりも、むしろ都会の(新しい)ホテルにあるようなものを好む。

 学会・講演会では必ずそういうとこ(ホテルなど憩いの場)をチェックし、当日夜はスターバックスや漫画喫茶で学習のまとめにかかる(サーバーへ転送)。

 再びホテルに戻り、屋上か地下のバーで飲む。流れるクラシック。

 会場で会った、かつての同僚から電話(番号教えたばかり)。
「どこに泊まってる?」
「○○ってホテル」
「そっか」

 そして。現実はこのあとこうなる。

→学会会場で出会った人間(数人)が夜中にやってくる
→いきなり部屋に入ってくる
→アダルト番組を勝手に見られる
→持ち込まれた酒・肴で散らかる
→世間話、たいてい人事など病院関係の話になる
→自己主張の応戦
→連れて来られた青二才が芸の生贄(いけにえ)に。
→先輩による青二才へのお説教
→僕の「もうやめたれ」でますます過熱
→誰かが女医を誘おうと興奮、電話
→断られる
→深夜の街へのくり出し計画
→結局みな爆睡

※ 彼らは宿を取ってなかったらしい。

 そして。

→二日酔いで目覚める
→出発の電車にかろうじて間に合う
→体調不良のまま帰還
→詰所よりSOS
→おもやげ持って駆け付け

 循環器グループなど体育会系の科に入る人は、こういう付き合いにタフでなければならない。

 ・・・でもせめて学会や講演会は、1人で孤独がいいと思うようになってきた。
 
 不動産景気も、もう終末に向かおうとしているという話をチラホラと聞く。テレビや新聞では、その話題は禁忌とされている。バックアップするスポンサーらが許さないのだ。よって地価が減少に転じてても、決して<買いどき>の押しの宣伝の手を緩めない。実際に地価があちこち下がってきてるこの現状も、どこにも報道されてない(都心とかは別格だろうけど)。

 不動産業者らは今、血眼になって最後の一手をかけようとしている。特に中間マージンで生計を立てている仲介業者は危険(個人でやってるとこは特に命がけ)。国にとっても業者にとっても、不動産は(楽して)私腹を肥やす手軽な手段だ。

 自分は住宅・土地を非難しているのではなく、国民を騙してでも楽して儲けようとする仲介業者らの存在が鼻につくのだ。

 そもそも銀行がATM手数料を取ったり、投資信託を勧めるのも中間マージン狙いが高利益だから。以前の日本テレコム被害(声掛けでサービス変更数百円)やグッドウィル(雇用者から天引き数百円)も似たようなことをやっている。

 こういうことを意識してれば・・・明細・伝票の詳細、値段の比較、契約前内容などを確認する際、その解釈に役立つことがある(←抽象的な表現となってしまうが)。
 本格的なマニュアル完成を11月に引き延ばし、サンダル先生シリーズ最終章がこの冬〜春やってくる!今回はかなり現状に近い話になっており、理想を追う学生らには、単独での鑑賞は勧められない。

 よってR指定(笑)。

 安全神話の崩れた9.11の翌年である2002年、その日常。日本でも何かが変わってきた。医療の風向きも変わってきた。暗黙了解だった名義貸しへの非難・制限、個人情報への過保護、患者モラルの低下、EBMの失墜・・・。

 人間が、自らの首をしめ始めたとも言える。

 かつて医者や大人達がほざいていたのは、ただの幻想・大嘘だったのか。

 僕らが子孫に答えなくてはいけない、その責任に迫られる。

 再び稼働を始めた真田病院。そこでは何かが変わっていた。大学との関係。人手不足。引き揚げたスタッフたちに、意地でも貼りつくオークたち。激務と疲労と絶望の中、それでも1日1日が過ぎていく・・・。

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