ブレよろ 55
2004年12月29日事務長が若い事務員に取り囲まれている。
「みんな、僕も直前までは、何も知らなかったんだ・・」
事務員たちはみな悔しそうにうつむいている。そのうちの1人がぼそっと口を開けた。
「本院が潰れたら、彼ら事務員の食い扶ちは・・・どうなるんです?」
「それは・・」
「・・・・・」
一部の事務員らがカルテ処理・会計などで動き回っている。
品川事務長は、リーダーとして動き続ける必要があった。
「・・・僕が責任を、何らかの形で・・取ろう。もしもし?」
携帯が振るえ、反射的に取った。
『こちら本院。品川君』
「本院事務長ですか?」
『ああ・・・こちらはだいたい、片付いたようだ』
「救急車はまだ往復中ですね。病棟にはあと・・」
『職員はほとんどが帰ってしまって、ドクター数名が患者1名の対応に追われてる』
「あと1人ですか・・。もう満床でして・・」
職員が逃げたのも無理はない。会社がいきなり倒産したんだ。
『ドクターたちももう限界だ。これ以上は・・』
「みんな、僕も直前までは、何も知らなかったんだ・・」
事務員たちはみな悔しそうにうつむいている。そのうちの1人がぼそっと口を開けた。
「本院が潰れたら、彼ら事務員の食い扶ちは・・・どうなるんです?」
「それは・・」
「・・・・・」
一部の事務員らがカルテ処理・会計などで動き回っている。
品川事務長は、リーダーとして動き続ける必要があった。
「・・・僕が責任を、何らかの形で・・取ろう。もしもし?」
携帯が振るえ、反射的に取った。
『こちら本院。品川君』
「本院事務長ですか?」
『ああ・・・こちらはだいたい、片付いたようだ』
「救急車はまだ往復中ですね。病棟にはあと・・」
『職員はほとんどが帰ってしまって、ドクター数名が患者1名の対応に追われてる』
「あと1人ですか・・。もう満床でして・・」
職員が逃げたのも無理はない。会社がいきなり倒産したんだ。
『ドクターたちももう限界だ。これ以上は・・』
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