2NDLINE  31

2005年6月30日
「全職員は、位置について!」

トシキ先生は重症部屋の呼吸器6台を監視中。あと2つの部屋では他のスタッフらが監視中。

「今一度、物品を確認せよ」
マニュアルに乗っ取り、各自ナースらは物品などを確認していく。廊下では家族らが見守っている。

たったいま、トドロキもやってきた。

部屋の中で、ひときわ異音を放っている最・旧式。

シローは詰所であちこち連絡中だった。
「そちらの機械ではないんですが・・」
彼は別の業者に電話していた。
「旧式でかなり古いんです。その会社は・・え?潰れた?マジですか・・・」

トシキは状況をメモる。

「シローは一体、何をしてるんだ?」
「詰所で電話を」
ミチルが最旧式の側に立っていた。

「今頃、家族に電話か?」
「業者に電話するって・・」
「それはキンキの連中が確認済みだって!何をいまさら・・あいつ!」

トシキはカウントダウンの責任者となっており、その場を離れるわけにはいかなかった。

「では念のため、Aラインから動脈血を採取、測定しておこう。0時過ぎてからも確認をとる!」

ナースらはいっせいに三方活栓を開けた。

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