2NDLINE 33
2005年6月30日高速道路をサイレン付きBMWが2台。
後ろのリンカーンと合わせ、一列で走る。
渋滞に遭ってしまって徐行運転ぎみだが、彼らレーサー2台はアノ手コノ手のテクニックで前方車両をくぐりぬけていく。
「おい!まて!こら!・・・・あ、待って!ひい!」
車をぶつけそうになりながらも、事務長は機転よくハンドルをさばいた。
「ミチル・・・!」
間もなく、一般道と併走する真っ直ぐな車線に出た。一番左の車線を走る。あと5分ほどして降りる出口のためだ。
「おいおい!」
ひたすら直線の前方は、車でぎっしりすし詰めだ。渋滞はさらに悪化してきた。
前方、縦に走っていたの2台は、やがて分散してきた。
「あれ。なんで?」
1台は目の前。もう1台は後ろ側に。
「どうしたの?♪後ろから前から〜どうよ?」
右に目をとらわれているうち、前方の車が巨大化した。いや、急停車したのだ。
事務長の車は間に合わず、バンパーが追突。ドカン、ギギギという不快な音を立てた。
「やべえ!ぶつかった!点数ないのに!」
ハンドブレーキをめいっぱいかけ、事務長はドアを・・・
開けようとしたが、左は思いっきり壁だ。
「反対反対!」
助手席側は・・・たえず車がスレスレで通っていて危険だ。
「レーサー!レーサー!」
窓を開けて叫ぶが、彼らはサングラスで車に座ったまま。
「おい!どうしたのさ?こんな奴らと3Pなんかゴメンだ!」
2台のサイレンは消灯した。
腕時計は・・・11時35分。
後ろのリンカーンと合わせ、一列で走る。
渋滞に遭ってしまって徐行運転ぎみだが、彼らレーサー2台はアノ手コノ手のテクニックで前方車両をくぐりぬけていく。
「おい!まて!こら!・・・・あ、待って!ひい!」
車をぶつけそうになりながらも、事務長は機転よくハンドルをさばいた。
「ミチル・・・!」
間もなく、一般道と併走する真っ直ぐな車線に出た。一番左の車線を走る。あと5分ほどして降りる出口のためだ。
「おいおい!」
ひたすら直線の前方は、車でぎっしりすし詰めだ。渋滞はさらに悪化してきた。
前方、縦に走っていたの2台は、やがて分散してきた。
「あれ。なんで?」
1台は目の前。もう1台は後ろ側に。
「どうしたの?♪後ろから前から〜どうよ?」
右に目をとらわれているうち、前方の車が巨大化した。いや、急停車したのだ。
事務長の車は間に合わず、バンパーが追突。ドカン、ギギギという不快な音を立てた。
「やべえ!ぶつかった!点数ないのに!」
ハンドブレーキをめいっぱいかけ、事務長はドアを・・・
開けようとしたが、左は思いっきり壁だ。
「反対反対!」
助手席側は・・・たえず車がスレスレで通っていて危険だ。
「レーサー!レーサー!」
窓を開けて叫ぶが、彼らはサングラスで車に座ったまま。
「おい!どうしたのさ?こんな奴らと3Pなんかゴメンだ!」
2台のサイレンは消灯した。
腕時計は・・・11時35分。
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