「医局に言いつけてやる!」

 というエピソードもシャレではない。バイト先病院での冷遇(常勤ドクター達からの不和、当直室内部・食事・風呂などの設備不十分、事務当直からの一方的な患者押し付けなど)があれば、発覚次第で大学医局にチクられてしまうケースも多い。

関連病院の頭の痛いところの1つである。 』

 実際、大学病院の関連病院の院長らと会話すると、よくこういう悩みを聞かされる。大学の権力は今でも強い。

 こういう<チクリ>は、小学生のときは確かによくあった。
「○○くんが悪いと思います!」
などと、いいカッコした子供が先生に言いつける図。

 中学以降そういう世界はなくなり各人勉強して仕事についていくが、社会に出るとなんとなく原始的で幼稚な習慣・雰囲気に出くわすことがある。

 医者の世界でもそういう幼稚な慣習があるわけだが、とかく周囲から一目置かれることが多いため、プライドの敷居が自然と高く出る傾向にある。

 よく考えると、美人にも同様の傾向がみられる。しかし医者で美人なら・・・こりゃあもっと大変だ!

 それはともかく、自分の実力などを知ることなく過大評価する人間が増えてしまい、不満があるとすぐに将軍様(大学教授)のお膝元でチクリまくる医者まで出てくる。今の日本流に評価すると・・・

 まことに、「イカン!」である。

 医者の人に限らず、今一度考え直してみよう。自分を買いかぶりすぎてないか?・・・で、今考え直してくれた人は、いい意味でニュータイプ医者である。センター試験当日のテレビ回答解説者流に言えば・・

「えー、まだ、大丈夫です」。

『「ニュータイプ医者」とはな・・・威張ったり人を傷つけたりせん医者のことだ』

 私は、そう信じたい。

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