医局で誰か来たとき、こうやって接客できる人間は策士である。もちろんちょっとこだわってるほうがいいし、旨いのが条件(もちろんコーヒーメーカー)。

 こういったことがキッカケで、スムーズな交渉にまで持っていけることもある。

 僕(内科医)がした実践例↓。ほぼ初対面の外科の先生が相手。共同での診療を週末にお願いしたい。週末での介入は通常嫌がられる。

「先生。これどうぞ」
「あーっ。すんませんねえ!」
「いやいや。まだまだ駆け出しですが」
「上手いですよ先生」
「とんでもない。先生のオペにはかないません。あそうだ先生。こういう患者さんがいましてね。休日前で申し訳ないんですが」
「はいはい。どんな方で?」
「ちょっと持ってきますね。目を通していただくだけで」

その間、そこでコーヒーを飲んで待っててもらうわけだ(拘束)。

「・・という方ですが。外科的な意見もお聞きできれば」
「はいはい・・・ずず・・・あ、いいですよ。私も診ますわ」
「ありがとうございます!」
「ごちそうさまでした」
「いえいえ。洗います洗います。先生の大事な手をそんなそんな!」
「あっはははは」

 小道具的ではあるが、実にスムーズな交渉に役立つ。潤滑油的だからスムーズになるわけだ。

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