例えば経験年数が増えて、自分の専門外の科を習得しようというとき、1から丁寧に教えてくれる時間や余裕はない。というか、今さらハイハイと教われないというプライドの高さが邪魔をする。

 だからといって成書を読破しても、やはり「百聞は一見にしかず」である。些細なことでもその専門の人間にひっつき、「こうしようと思うのですがどうですか」とか「こうしたのですがどうでしょうか」とか、常に現場で自分を試さなければならない。そして夜中に飛び起き、本を開いて「あれはどうだったのか?はあはあ」と血眼になった初期の経験をしてほしい。

 ひょっとしたら呆れられたりするかもしれない。しかしそういう場で身に着けたことは100回朗読するより体に染みる。人は「耳学問」と呼ぶ。

 人間、弱いところを強く見せようとするから、また恥を隠そうとするから、最近のあのような事件が起こったりするのである。

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