たとえ肺への癌転移があった(そこまで進行していた)その身の上でも、音楽に対する情熱・夢は変わらなかった・・・。自分が特に感銘を受けたのはそこだった。

 こういう病院の仕事をしてると、トラブルに見舞われる予感からだんだん憶病になり、ついつい<保身>に向かってしまう。無難に生きることで精一杯だと自分に嘘をつき、そのまま年を取ることになりかねない。そして孫ら子孫に尊敬という代償を求める。人間の心は狭い。

 しかし、<保身>ではせいぜい金しか残らない。今の政治家など見れば明らかだ(彼らは<ツケ>も残すが)。

 音楽という遺産を残すアーティストというのは、それだけで偉大な存在だ。自分は何か残せるだろうか?と自問自答せずにはいられない。『今あるのは、俺の血にまみれた手だけだ・・・』。

 尾崎の「永遠の胸」

http://www.geocities.co.jp/Technopolis/8237/ETERNAL/eien.html

      <そこには様々な正義があり>

 僻地に旅立つ医者は、この歌詞をよく噛みしめてもらいたい。

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