ブウウン・・・・ブウウン・・・・

 ブウウン、ブウン、ブウウン、ブウウン、

 ブッブブッブブッブブッブブッブ

 ブッブッブッブッブッブッ!

 フウウ〜〜ン! ホッ! ハッ!(←燃えよドラゴン?)

 フウウ、フ〜フウ〜ン・・・!

 先日の地デジにて「ジョーズ」。映画公開時は小学生だったが、当時<アゴ>の外国語をすでに2つも知っていた。1つはこの<JAW>で、もう1つはお馴染み「リングにかけろ」の<チン>。

 昼休みでは滑り台で「ジョーズごっこ」をやった。3人で、それぞれ「ブロディ」「クイント」「サメ」役を分担。クイント役は滑り台を腹ばいに落ちていくため、シャツが真っ黒に汚れた。

 今回の放送は2時間強を30分ほど削っての苦しい編集だった。そのためサメ事故の直後に笑顔があったりして、妙な違和感があった。
 
 最近では映画でも解釈の幅を広げるあまり、ただのサメ映画として見なくなった。この映画のサメは、いわゆる<個人ではとうてい太刀打ちできない、巨大な権力>とみている。

 水野晴男だったかな、確か「この世の闇の象徴」みたいな指摘をしていたのを思い出す。

 彼のナレーションは独特だった。確かこういった言い回しだったと思う。

「この世という海、その水面下で待ち潜んでいる恐怖。その恐怖に実は気付かずに、でも脅かされている私たち、その家族。誰かが守らなければならない。やらなければならない。立ち上がる男たちのその背中に、家族を守るべき男の魂を垣間見た、そういった印象をわたくし持ちました。みなさんはさあ、いかがだったでしょうか?(引き続き、<水野晴男の映画がいっぱい>へ)」

 もはや過剰というくらい、褒め言葉の応酬だった。ただ、映画を鑑賞した人の余韻を満たしてくれるものだった。

 昔、「マッドマックス」で・・・。

 「家族を失い傷だらけになり、とことん極限に追い詰められた人間の、燃える命の美しさ、そのようなものを感じました」

 そして最後はやはり、

 「みなさんは、どのようにお感じになられましたでしょうか」

 で締めくくる。

 さて話は戻るが、こういう仕事をしてると<太刀打ちできない権力>には度々ぶつかる。そういや自治体病院では、こういうことも多々ある。

医師「無断外出を今度されたら、退院していただかないと」
患者(地主)「わしは弱者やぞ?弱者を脅すのか?分かった。ちょっと待て(携帯で電話)」

(数分後)

老人、現る。
「オホン。君は、患者さんの権利を奪うのかね?そういう病院なのかここは?」
医師「は?だれだアンタ?」

 後ろから走ってきて、頭を下げる院長。
「あああ!どうもすみません!先生も頭、下げて!」

(職員、一同、礼)

 この老人の正体は・・・その町の町長だった。当時は選挙前で、特に支持を集める必要があるときだ。なので(特に土地の利権を持つ)町民の苦情には即座に対応していた。アピールにもプラス効果がある。

 田舎の病院で勤める医師たちへ。参院選だけに限らず、選挙前には気をつけろ。

 ブッブブッブブッブブッブブッブ・・・(フェードアウト)

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索