病院でも<格差>は<壁>として感じる。
2007年8月24日 読書 コメント (2)
医者の立場から、それを語るなという人もいるかもしれないが・・・。
以下述べているのは主に民間・個人病院に関して情報収集した内容から。偏った部分が多いかもしれないが自分の予感は(後々)当たるほうなので参考にして欲しい。
自分の住んでいる大阪は、全国の中でも最も団結が弱い都市といわれている。吉○興業をシンボルにしちゃダメだ。こういう人を食う団体達によって、陰で苦しんでる人が大勢いる(のは最近のニュースでも明らかだ)。この作られたインパクトと無力な気質の差はなんだ・・・?
その気質。ワーストな言い方では「まず自分さけよければ」、マイルドに言うと「まず自分で精一杯」。これは貧困が多い地域とか関係なく、全体的にこの傾向が顕著に強い。
関東のタクシー業界は値上げに踏み切ってよそも続いてるが、大阪は特に団結が弱く実現は困難と言われている。そのくせ上層部が鶴の一声で始めた500円タクシーなるものが横行している。
大阪の病院が全国でどの位置かは知らないが、民間・個人病院で感じる格差というのは病院間でのというのでなく、病院内での階級の格差のことである。
ドクター・ナースは今のところ転職が容易で収入も安定しているといえるが、困窮している収益のしわ寄せは人件費、それも彼ら以外の・・・事務員や検査・レントゲン技師、ヘルパーらに回っている(特に事務員。薬局は微妙)。ドクター・ナースらの<しない>雑用を彼らが請け負わされる。病院にとってドクター・ナースら辞めてもらっては困る存在(すぐに補充がきかない)だからだ。これをドクターナースらもすでに意識している。
ここまでは今に始まったことではないが、最近では特にこの2団体(ドクターナース&その他)間の距離が大きくなっている。具体的に言うと「いっしょにやろうよ」という姿勢がなくなっているのだ。「うちは頑張ってんだからアンタらちゃんとやってよ」という姿勢が強くなっている。短絡的に言うと、薄情で確信犯な人間が増えている。
恐ろしいのはこれが意図的いうより、ごく自然に守られていることだ。
そして、より彼らを酷使する経営側。この構造は実はいじめの発生母地に近い。
もちろんドクター・ナースの勤務そのものへの不満(過酷な勤務・リスクなど)はもちろんある。しかし不満を言うことすら憚(はばか)られてるスタッフの気持ちも考える姿勢が必要だ。
それを思いやる余裕のない人間のする医療など、たかが知れている。
こうやって断定で文章を綴るのはある意味無責任ではあるけれど、(何度も修正しつつも)それをやってのけるのは(たとえ人前でなくとも)実に勇気がいるのだなあと実感した。
以下述べているのは主に民間・個人病院に関して情報収集した内容から。偏った部分が多いかもしれないが自分の予感は(後々)当たるほうなので参考にして欲しい。
自分の住んでいる大阪は、全国の中でも最も団結が弱い都市といわれている。吉○興業をシンボルにしちゃダメだ。こういう人を食う団体達によって、陰で苦しんでる人が大勢いる(のは最近のニュースでも明らかだ)。この作られたインパクトと無力な気質の差はなんだ・・・?
その気質。ワーストな言い方では「まず自分さけよければ」、マイルドに言うと「まず自分で精一杯」。これは貧困が多い地域とか関係なく、全体的にこの傾向が顕著に強い。
関東のタクシー業界は値上げに踏み切ってよそも続いてるが、大阪は特に団結が弱く実現は困難と言われている。そのくせ上層部が鶴の一声で始めた500円タクシーなるものが横行している。
大阪の病院が全国でどの位置かは知らないが、民間・個人病院で感じる格差というのは病院間でのというのでなく、病院内での階級の格差のことである。
ドクター・ナースは今のところ転職が容易で収入も安定しているといえるが、困窮している収益のしわ寄せは人件費、それも彼ら以外の・・・事務員や検査・レントゲン技師、ヘルパーらに回っている(特に事務員。薬局は微妙)。ドクター・ナースらの<しない>雑用を彼らが請け負わされる。病院にとってドクター・ナースら辞めてもらっては困る存在(すぐに補充がきかない)だからだ。これをドクターナースらもすでに意識している。
ここまでは今に始まったことではないが、最近では特にこの2団体(ドクターナース&その他)間の距離が大きくなっている。具体的に言うと「いっしょにやろうよ」という姿勢がなくなっているのだ。「うちは頑張ってんだからアンタらちゃんとやってよ」という姿勢が強くなっている。短絡的に言うと、薄情で確信犯な人間が増えている。
恐ろしいのはこれが意図的いうより、ごく自然に守られていることだ。
そして、より彼らを酷使する経営側。この構造は実はいじめの発生母地に近い。
もちろんドクター・ナースの勤務そのものへの不満(過酷な勤務・リスクなど)はもちろんある。しかし不満を言うことすら憚(はばか)られてるスタッフの気持ちも考える姿勢が必要だ。
それを思いやる余裕のない人間のする医療など、たかが知れている。
こうやって断定で文章を綴るのはある意味無責任ではあるけれど、(何度も修正しつつも)それをやってのけるのは(たとえ人前でなくとも)実に勇気がいるのだなあと実感した。
コメント
小説(?)はもちろんですが、コラムの方も、いつも明晰明快でおもしろい文章、楽しませていただいてます。
今回のコラム、非常に感銘をうけました。
ポリクリでも先生方に元気は無く、ネットで入ってくる情報も悪い話ばかりですが、こういった心はできるだけ忘れぬよう、頑張りたいと思いました。
これからも楽しみにしています。