ES-MEN　公開前の人物紹介

　「サンダル医長」で奈良への転勤が決まり準備をしていたところ、突如現れた救急車軍団。デス・スター戦のごとく自転車が入り乱れる中、本作は始まる。

　今回は奈良の真田第二病院（院長代理：ユウキ）と真珠会第二病院（院長：ハカセ）がメインで、僻地同然の寂れた町が舞台。同じ町内につぶれかけの民間ヤマト病院、隣町に小児科診療所がある程度。

＜真田第二病院＞

■　ユウキ（作者）　・・　院長代理

　実質的に院長だが本人の希望で＜代理＞に。「だる」「どある」が口癖で女運が最近ない。仲間が大事だとアピールするあまり野郎どもとのつきあいが濃厚で、周囲にはおこぼれ頂戴のオーク軍団が群がる。

■　慎吾　・・　医長

　ドクターバンクから独立した医師。基礎系に長年いたため臨床に未だに不慣れ。しかし態度は一人前で、少しは勉強させてもらっているという謙虚な心が欲しい。

■　品川　・・　事務長

　なかなかの策略家で、僕らより1つ駒を進めているという先見の明を持つ。しかしそれがあまりに強引過ぎて、取り返しのつかない怒りを呼ぶこともある。ただ現状が厳しくなるにつれて冷酷な態度を取らざるをえなくなってきた。

■　田中　・・　事務員

　ヒラ事務員。嫌々言いながらも何でもやってくれる。いざという時は体も張る。事務長のためならついていくが、あくまでも出世とおこぼれが目的である。

≪新規≫

■　横綱　・・　医長

　真田第二の前身病院での生き残り。肥満体型だがその大柄が武器。しかし治療には役立たない。

＜真珠会第二病院＞

■　ハカセ　・・　院長

　研究者であり救急出身の臨床医。今は経営者の立場で第一線には立っていない。○○町スタディなるものを目指す。しかし過去には大学に利用されたりと苦々しい過去があり、その反動が理想をより狂信的なものに押し上げている。

■　スミ　・・　医官（イメージ声優：大塚芳忠）

　軍にコネがある医者で、ハカセとは古い同級。理想郷実現のため協力にやってきた。しかしその手段を選ばない非情さは周囲の反感を買う。格闘技で西医体で記録あり。

■　スーパー男　・・　医者

　陸上部出身で記録があり、ハカセの側近として控える。クールだがプライドが高く、潜んだ暴力性が隠せないのが欠点でもある。町議の娘である美人女医と婚約し将来が約束されている。

■　キタノ　・・　医者

　以前「サンダル先生」で学生の振りしてアンダーカバーしていた医者。フリーで関東からやってきた。ハカセの側近をやっており、そのわがままから時々逸脱した行動をとる。キレやすく口が悪い。

■　西川　・・　事務長

　かつて真珠会で事務長をしていたが、度重なる失敗により僻地へ飛ばされた。ハカセには資金で援助するも、ハカセらの身勝手な行動に振り回される。今回しくじることは＜失業＞を意味する。

＜それ以外＞

■　藤堂　・・　小児科診療所の院長

　僻地治療のために都会から赴いたが、僻地の人間と自分の孤独に絶望。マスコミの取材などにもウンザリし、引き上げ準備にかかっている。