ニュースより。手短に要約すると・・・

< 厚労省調査で医療現場混乱 回答拒否の医師も >
(毎日新聞 - 09月07日 03:11)

 08年度の診療報酬改定を見据え、厚生労働省が開業医を対象に実施中の、時間外診療アンケートが医療関係者の反発を招いている。

 「夜間、休日の診療状況を調べ、時間外の報酬を検討する」というのが厚労省の言い分。しかし、「時間外診療させるための魂胆か?」回答拒否する医師が相次ぎ、大阪府医師会まで「非協力」と回答した。

 問題の調査は、夜間診療に積極的な愛知、京都、大阪と、そうでないとされる岩手、山口、熊本の6府県の開業医が対象。

 日本医師会を通じ、7、8月の14日分について
(1)夜間、休日の受付患者数
(2)時間外加算額
(3)時間外往診件数

 などを回答するよう求めている。

 厚労省は次期診療報酬改定で、開業医の時間外報酬を手厚くする代わりに初・再診料を引き下げ、夜間や休日に診療をしない開業医の収入を抑える意向だ。

 



 今の情勢を考えると、どうしても夜間・休日対応が増えてこないと国民が困るだろう。少なくとも少子化の影響が出るまでは。

 自分は大阪しか知らないが、地域によっては夜間外来が全くないようなとこもあり、サービス電話網でも遥か遠方を勧められたりする。忙しそうな病院はホントに忙しく、断られるケースが増えてきた。当直医師が防御的になったことも関係すると思う(でも医師のせいではない)。あ、言っとくがここでは<準緊急的>な話。

 今はとにかく何かあれば<夜間休日診療所>。人が集中するのでかなり待たされるらしく、診察も濃度が薄いそうで、処方は1日しか出ない。準緊急的な小児科・耳鼻科領域は特に深刻。かかりつけを作らせようという医師会の魂胆がミエミエだ。

 特に小児科は、共働きの親が仕事をやっと終えて帰宅して近くに小児科がなく(あるいは夜診に間に合わず)、なかなか見つからなくて困ったという話を耳にする(同じ賃貸の住人)。

 夜間診療や休日診療を本気でやろうと思えば、医師会にはとても入れない。ただでさえ非加入組が増えてるのに。各医師会はかなり困ってるはずだ。

 「俺たちのサラリーが・・・!」

 僕は、今のような(しがらみでいっぱいの)医師会は無くなってしまってもいいと思っている。

 今やってる社会保険庁の不祥事とかも含め・・・こういった背景にある(偽善的な意味で)人間的な性質というのは。

 ズバリ、一部人間の<(高い)生活水準の維持>だと思う。

コメント

スミぱん@国会を見よう
スミぱん
2007年9月8日19:15

だいぶ前に「ナイトホスピタル」という夜間診療専門の
ドラマがあったのですが、マジでそういう病院が欲しい
ですね。

ゆうき
ゆうき
2007年9月8日21:07

 ひょっとしたら、そういう形の営業もありかもしれません。
病院くささを感じさせないような・・・。

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