その時、君ならどうするか?
2007年9月10日 映画厳密には1日早いが。もう6年が経とうとしている。
2001.9.11 アメリカ AM8:46(日本時間 PM9:46)。
この映画を(WOWOWで)つい昨日見て思ったんだが、当時あちこちで「あれは多分、ホワイトハウス前で撃墜されたんだろう」という推測が飛び交った。
この事件の直後、ブッシュはいろんな映画を作らせた。中でも
メルギブ主演「ワンス・アンド・フォーエバー」は戦意高揚映画であり、戦争による報復を正当化させた。日本では小林よしのりの本が流れに乗った(どう考えても<右向け右>)。
この事件、その後はいろんな憶測が飛び交ってよく分からない。マイケル・ムーアの映画ではブッシュの策略だとか、最近の雑誌では最初から爆弾がビルに仕掛けてあったとか・・・JFKの犯人探しくらい、混乱を極めそうだ。時代が経つにつれて様々な解釈がされるんだろう。
医療側でもニュースがある度、僕らはカンファレンスで議題に出す。早朝にいきなり提出し、(そのとき)皆がどう思って自分ならどう回避したか、再発防止にはどうするか・・・結論を出すのが目的でなく、考えの柔軟さ・気付き方を鍛える。逃げ場のない場での唐突な議論は、ときに斬新な発想まで生み出す。
そして忘れた頃に、もう1度議題に出す(アットランダムに)。その間、みなどう考えていたか知るために。
いずれも大きな白紙を与えて、知ってることなど書かせ、赤で訂正など書き込みして保存させる。時々、目を移すと違ったものが見えてくる。会話だと、妙に抽象・楽観的に収束してしまう恐れがあるためだ。
自分は部下に技術など指導するとき、なるべく言葉でも(その場で)書かせてそのあと赤で訂正し、それを集めたファイルを作らせている。研修医ら初心者は、これを独自にでも実践すべき。
パソコン中心になると、こういう機会がなくなる。他人の考えに影響・扇動されず、浅はかな自分と向き合うのが新たな発見の手がかりになると思う。
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