借金する人たち

2007年10月4日 読書
 社保庁だけでなく、職員らの詐欺行為の被害は、とにかく半端な額じゃない。いったい何を手に入れたかったのか?詳しく調べれば、大半が「賭け事」。

 僕の周囲の医者・事務員も賭け事をしてる人間は多い。一番多いのがパチンコ・スロット、競馬、株。あと賭け事ではないが仲介役(病院紹介・投資紹介)。チャンスの機会が少ない大阪では、この世界にどっぷりつかってる人が特に多いそうだ。中には馬まで買った病的な(スツレイ!)医者もいる。

 結局みな、悲惨な結果に終わっている。運による栄光は、長続きしないようにできている。

 確かに、パチンコで想定外の損失が出て財布がカラの時の絶望感は分かる。「もうない!ない!でも次は勝てるかもしれない!いや勝つしかないんだ!」そしてATMへと走る。

 かつて成功したときに(勝ったときに)頭に流れたドーパミンのあの気持ち良さが忘れられないのだ。すると輝きを取り戻そうとする。パーキンソン病の機序に思わず納得だ。

 これが資金難で日々抑制されたら・・・?そのままでは人格に異変を来してくるものと思われる。そうなると、目的達成のためにみな手段を選ばなくなる。気が付くと、真の友人はもういない。

 自分は、その日いい事が続いたらドーパミンが流れすぎたと思い反省し、その日の後半は地味にいく(交通手段や食事、買い物を控える)。逆に、今日はどしたんだ?ぐらい不運が続けば、後半は抑制をゆるめる(さっきの逆だったり、散髪に行ったり夜の街に皆で出かけたり大作映画を観る)。

 なぜそんな習慣を重んじるのかというと・・・そんな(賭け事にハマったら危険な)自分をよく知っているからだ。

 

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