先日のボクシング試合が、尾を引いている。マスコミは亀田家を待ってましたとばかりに叩くが、その中で<セコい>という表現があった。

 確かに、関西人はセコい。人一般ではなく、主に経営者や与える立場、アピールする立場の人を指す。今や日本全体がそうかもしれないが、関西のセコさは半端なものではない。各病院の経営状況を一通り知ってるつもりだが、そこも例外でない。

 関西人はいわば商売人気質。利益になる人間にはヘーコラするが、そうでない人間には手段を選ばない。調子が良ければ気前はいいが、立場が悪くなると薄情になる。なので第一印象はいいが、自分の立場の保守に関しては命がけだ。

 いい時は、いいのであるそれは当たり前。運もある。自分の力だけでない。肝心なのは、ピンチに直面したとき。(特に上に立つ)人間の価値は、そこで決まるといってよい。

 勝てる試合ばっかして本当のピンチを逃げていると、言い訳ばかりの人間になる(医療従事者に多い)。

 冬が近くなって複雑・難解な病態も増えてくるが、医師らは決してその(ピンチでの)瞬間にじっくり向き合う責任がある。経過がいい患者というのは、所詮どの医者が診ても良かったりするだけのことなのかもしれない。

 セコい人間はすぐ見破れる。彼らはいざという時、すぐ逃げる。おっとこれはスタローンの説教みたいだ!

「徹夜が続くと、絶望的になる。俺もそうだった。だが弱気は損気だ。損気は短気を生む。人間性さえ踏みにじる。誘惑もあった。しかし俺は魂は売らなかった。患者は助かった。その精神を貫けば、絶望的な患者100人いても、1人救えるかもしれない。俺はそう信じている!」

 そういう説教、してみたいなあ・・・!

「だからうちの病院に来い!僻地だが心配ない!自治体は俺が変えてやる!俺たちで変えるのさ!ゴーフォーイット(神社の階段でジャンプ)!」

 それくらい熱がないと、医者は僻地に来てくれないだろう。

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