MRのパワハラ訴訟、初の労災認定。ひどい暴言を浴びせられていたようだが、これ以上の話はそこらにゴロゴロしている。その立場(生活のため)から訴訟しようがないものだってある。

 MRの仕事はとにかく半端じゃない。何百という病院を1人が任されるのも珍しくない。売上が伸びたら伸びたで、数字が落ちたら必ず叩かれる。女性社員が会議で泣こうと容赦ない。部下の責任は上司に直接回る。ならばそこそこの売上げ維持が、生き残りのコツだという。

 医師も最初はかなりしぼられるが、自ずと上の位につくようになっている(どんなバカでも)。不思議なのは、「ああいう上司になりたくない」とボヤいていた奴が、上に立つと結局同じキャラに化けていることが非常に多いことだ。

 どうやら、こういう過程がある。

 下積み時代に上司のパワハラによる、弱い者いじめを目撃→自分はそうなるまいと頑張る→取り入ることで気に入られる→輪に入り忠誠。恩恵を頂く→上司の敵は自分の敵(絶対視)とみなす→内グループ以外はみな警戒。情報はすべて上司へ密告→内グループに新入り入団→理想像への教育

 さらに部下のキャラによって・・・

? 教育に素直でない部下→グループで意地でも調教
? 教育に素直な部下→さらに洗脳し輪を強化

 となる。やってるコンセプトは宗教団体。こういうグループはかなり多い。もちろん医師だけに限らない。病院には多数渦巻いている。いわゆる<派閥>がこうして誕生する。

 さきほどの文に「絶対視」という項目がある。これは宗教的なもので、その人に服従したら全て今後受け入れます、という危険なものだ。これが<戦争>を生み出した根源に他ならない。

 パワハラという言葉に多少無責任さも感じるが、<こうでないといけない>という考えを平然と飲み込んでしまってる危険がある。でもそれは、最初から自分以外を排除してしまう行動ではないか・・・?

 絶対的なもの=信念と間違えてる医者に、神のご加護を。エイメン(おいっ!)。

 僕らがよく使う言葉。

「嫌な奴は、どこにでもいるよな・・・!」

 できることは、部下いじめする部下を叩きあげることだ(おい?)。

 スタローン(ロッキー)なら、どう言うか・・・。

 寒い路地を想像してください。

「それは人間の伝統だ。権力がある人間は、それにしがみつく。自分を変えようとはしない。何故かって?失うのが怖いからさ。そして周囲を顧みない。自分しか可愛がれない。愛し方を知らないのさ。だから政治が腐敗し、民衆が路頭に迷う。だが心配するな。そういう奴らは孤立する。行きつく先は無人島だ。人生の楽しみがないからな。お前はむしろ同情しろ。だが爪は隠しておけ、全ては見せるな。お前に似た仲間から味方を探し、お前らだけの組織を作れ!技を磨き心を分厚くし、そいつを圧倒してやれ!アイマスト、ブレイクユー!」

 ドカン!

(中継)「あ、い、今。イワン。どらごが・・・!」

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