11月03日付 朝日新聞の報道「開業医の診察料分減額 夜間は増やす 厚労省検討」へのコメント:

 基本的に開業医は、毎日働かないとやっていけない。僕の知り合いも夜間外来の方向に考えがシフトしてきているが、悩みはやはり<人件費><睡眠時間>だそう。

 夜間だとスタッフの時給を数百円上乗せする必要があり、その分回収する覚悟が必要だ。夜に来る患者というのはホントに調子が悪い人が多いので、時間もかかり単価が安くなる(緊急採血の結果がその日に出ないのが痛い)。点滴も必要になったりしてベッドが占領される。午前は定期患者でハイ!ハイ!と流れていくのだが・・・。

 人件費の悩みもある。事務員やナースらは自分らが希少価値だと分かると徒党を組んでギリギリの交渉を持ちかけるのが珍しくない。「そりゃ明日から夜残りますけど、現時点の時給なら私達全員休みますが何か?」とかいう風に。篠原涼子も真っ青だ。

 ともあれ友人の独身開業医によると、おおよそ以下の生活になっていくという。朝8時半から診療開始→午前診2時終了→昼ごはん(早食い)→往診→夜診(9〜10時)→病名チェック・書類→晩ごはん→0時帰宅。趣味などできない。平日休診日は大事な臨時収入(寝当直)なので外せない(この日は返済ローン日みたいなものなんだよ)。

 対策として、午前・夜診療受付の早期終了、それと事務員・ナースの残業外し(定時で帰らせ、あとは院長がやる!)。あとバイト医師を安く?雇う手もある。

 また現状など分かればここで報告していきたい(←伊関さん?)。

 ではスタローンさん。勇気づけてあげてください。

「新規の開業医が増えている。お前もその1つだ。診療報酬が下がる?それがどうした。患者が増えないことへの言い訳だ。賑やか開業医はそんな体制にはビクともしない。その動じない姿勢に患者はついてくるんだ。体制につられてコロコロ変えてみろ?この医者へタレか?って思われる。大事なのは君が患者を磁石のごとく引っ張ることだ。誠意を尽くせ。苦しい時こそ笑顔を見せろ。待たせたら謝れ。無理なことは悔しがれ。開業医らしくなるな。こいつは違うと思わせろ。すると患者はその日の晩餐で君の感動話を持ち出すさ。次も行こうと思う。すると家族も行く。近所の住民も。彼らが君に根ざしていく!」

 ドラえもん、こういうのが欲しいよ・・・。


 

コメント

ゆき
ゆき
2007年11月4日21:56

ほんと、厚労省は一体なにをどうしたいと言うんでしょう??

診療報酬は引き下げるっていうし。
夜間は引き上げるっていうけど、寝ないで働けってこと?
病院でも再診料は引き下げだってゆ〜し。
DPCで持ち出しはかさむし。

こうなると勤務医も開業医も、働くだけアホな感じではありませんか。

病院なんてやるだけアホってことで。

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