サンダル先生R 火曜日 ? 差し入れ
2007年12月31日 2歳の男の子。一見喘鳴のようだが、痰が出し切れてない。
「レントゲンでははっきりせんが・・・RSウイルスの細気管支炎っぽいな。吸入してもらって・・・アレ出そう。アレ!オノン!ドライシロップ!」
「点滴を!」疲れ切った母親。
「水分は飲めてるんですよね」
「でも点滴を!こんなにグッタリしてんのに!治療らしい治療してよ!」
子供はベッドでのたうちまわっている。
「いややぜったいいややいやや〜!」
おそろしく元気だな・・・。
「いややいやや〜う!」
「う!」こっちも止まった。
すると、ズビビビビ〜!という音とともに、オムツ横からウンコが飛び出した。オークナースがとっさに手でおさえる。
「うぎゃあ!ついた!」ナースは思わずか僕の白衣で拭いた。
「うわっ!この・・!」
「すんまブヒ!」
あとで注意することに。
白衣を脱いで、退出。他のスタッフに任せる。
「ふ〜。田中君!別の白衣!」
「医局にありませんか?」
「時間かかんだよ。誰か持ってきてくれ!」
「こっちもレセで忙しいんです!」事務室から顔だけ出す。
「おいおい。ホンマかよ・・」ズンズン、と歩み寄る。
「あ、今だめ!だめ!」
「オラオラオラオラオラ!」
僕はT-REXのように、事務のドアをドカンと破るように突入した。
「えっ・・・?」
事務員総勢6名が、みなタコ焼を食べている・・・それだけではない。ピザL焼きが4枚。ペプシ大ボトル4本。お誕生?ケーキ大。空のどんぶり6つ。寿司のオケ大1つ。
「なんだよこれ・・・誰かの送別会?」
「いま、5分だけの休憩で。その」女事務員。
「ほお。そのドンブリに寿司オケ。果たして5分で済ますかな?」
「うっ・・・」彼女はすすり泣きし始めた。
「えっ?なんで・・・」
「うっうっうっ」
「いやいや。俺そこまで」
机の上の書類。よく考えたら、僕も最近病名つけてなかった。彼らがかなり悪戦苦闘してる様子が分かる。
事務のもう1つの裏口より、威勢のいい声。
「ほっかほっか亭でーす!のりデラックス弁当と、からあげデラックス!焼そば弁当にすき焼き弁当うどん入り!2つずつ!」
僕は、事務員らの間をぬうように歩いた。出前兄さんは白衣でない僕を凝視した。
「あ。お兄さんが払ってくれんの?じゃ、4千と・・」
「はい」札を渡す。
そのまま振り返り、もとの出口へ。
田中君が走ってきた。
「先生。あの。これオツリ」
「・・・・みんな。頑張ってくれ。釣りはとっとけ。徹夜だろ。明日の朝マック代にでも」
さっそうと去ろうとしたが・・
「先生!」田中君が顔出し。
「は?」
「オツリはその・・・たったの134円です。朝マックは無理ですかね・・へへへ」
「どあるう!てめえらのサイフで!ハラキリしろ!」
「レントゲンでははっきりせんが・・・RSウイルスの細気管支炎っぽいな。吸入してもらって・・・アレ出そう。アレ!オノン!ドライシロップ!」
「点滴を!」疲れ切った母親。
「水分は飲めてるんですよね」
「でも点滴を!こんなにグッタリしてんのに!治療らしい治療してよ!」
子供はベッドでのたうちまわっている。
「いややぜったいいややいやや〜!」
おそろしく元気だな・・・。
「いややいやや〜う!」
「う!」こっちも止まった。
すると、ズビビビビ〜!という音とともに、オムツ横からウンコが飛び出した。オークナースがとっさに手でおさえる。
「うぎゃあ!ついた!」ナースは思わずか僕の白衣で拭いた。
「うわっ!この・・!」
「すんまブヒ!」
あとで注意することに。
白衣を脱いで、退出。他のスタッフに任せる。
「ふ〜。田中君!別の白衣!」
「医局にありませんか?」
「時間かかんだよ。誰か持ってきてくれ!」
「こっちもレセで忙しいんです!」事務室から顔だけ出す。
「おいおい。ホンマかよ・・」ズンズン、と歩み寄る。
「あ、今だめ!だめ!」
「オラオラオラオラオラ!」
僕はT-REXのように、事務のドアをドカンと破るように突入した。
「えっ・・・?」
事務員総勢6名が、みなタコ焼を食べている・・・それだけではない。ピザL焼きが4枚。ペプシ大ボトル4本。お誕生?ケーキ大。空のどんぶり6つ。寿司のオケ大1つ。
「なんだよこれ・・・誰かの送別会?」
「いま、5分だけの休憩で。その」女事務員。
「ほお。そのドンブリに寿司オケ。果たして5分で済ますかな?」
「うっ・・・」彼女はすすり泣きし始めた。
「えっ?なんで・・・」
「うっうっうっ」
「いやいや。俺そこまで」
机の上の書類。よく考えたら、僕も最近病名つけてなかった。彼らがかなり悪戦苦闘してる様子が分かる。
事務のもう1つの裏口より、威勢のいい声。
「ほっかほっか亭でーす!のりデラックス弁当と、からあげデラックス!焼そば弁当にすき焼き弁当うどん入り!2つずつ!」
僕は、事務員らの間をぬうように歩いた。出前兄さんは白衣でない僕を凝視した。
「あ。お兄さんが払ってくれんの?じゃ、4千と・・」
「はい」札を渡す。
そのまま振り返り、もとの出口へ。
田中君が走ってきた。
「先生。あの。これオツリ」
「・・・・みんな。頑張ってくれ。釣りはとっとけ。徹夜だろ。明日の朝マック代にでも」
さっそうと去ろうとしたが・・
「先生!」田中君が顔出し。
「は?」
「オツリはその・・・たったの134円です。朝マックは無理ですかね・・へへへ」
「どあるう!てめえらのサイフで!ハラキリしろ!」
コメント