橋下知事がまたやりすぎて、反発の声があがっている。大阪が破たん寸前なのを考えるとパフォーマンスに金をかけている暇はない。そんなのは即刻中止してしかるべきである。

 だが、そこはやり方も必要だ。改革があまりにぶしつけだと、相手に攻める隙を与える。

 医師らも数年たつと「お、これでいけそうだな。だからそう。いくんだよ!」と自分の理想郷を実現させようとする。当然、変化を好まない周囲からの反発を食らう。

 そのとき、どうするか。プライドの高い医師はたいてい負けを認めずに去っていく。負けではないのだが、従うことが負けること(尾崎の卒業?)なのである。

 そして橋下知事は、泣いた。鬼の目、いや俺の身にも・・・涙。

 彼に必要なのは説得力。知事だけでなく、自分らにもIt’s true A but B の精神が必要だ。

 自分は、こういう手を使う。

 「たしかにおっしゃる通り・・ですよね(相手の反復)」
→「そうすると・・・・(簡略化する)」
→「すると・・・(問題点を出す)」

 ここで、相手はなぜか無理に納得してしまうことがある。こちらの立場に立たせたからだ。ここでさらに攻勢をかける。

→「ですよね。だから思うわけですよ。自分は・・・(感情をこめていくが難しい表現)」
→「と思います。さすれば・・・(だんだん分かりやすい表現へ)」

 文が簡単になり、相手が妙に理解してくる。手ぶりでさらに誘導。アル・パチーノ風の両手横振りが効果あり。

→「となるわけです。ですよね(同意要求)。これは絶対に正しい(いきなり絶対化する)」
→「まず間違いない(と、不動のものにする)」
→「と、思うよ?(と、最後はやわらかく)」

 ポイントは「しかし」言葉を絶対に使わない、矛盾した文脈を作ること。誰でも「しかし」は不快だからね。

 これで、何度争いを切り抜けてきたことか・・・!

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