前にも言及したかもしれないが、自分の周囲の医者の多くが泣きを見ている。株価の暴落がまさにそうだ。
外来診療中、トイレによく行ったり携帯見続けている医者も、株価が気になってしょうがないケースが多い。
最近の民間病院の医局というのは、9時になってもなかなかエンジン始動しない。テレビのチャンネルが株価の動向に向けられることが多いからだ。数か月前までは皆いろいろ予測して楽しんでいたようだが、最近は
「・・・・・」
と無言のことが多いと聞く。
投資(パチンコを含む)をした人間が大損をした時の表情は特有のものがある。ただ、それに走る前の輝きも凄いものがある。彼らがそれを繰り返すのは、おいしかったときの快感が忘れられないからだという。
自分に入る情報が末端のものなら、それは篩(ふるい)にかけられた後のものだ。強運でしか勝算がない。サイコロの目ですら予測できないなら、もはや素人には賭けなど向いてない。
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