私はこうして切り抜ける
2008年10月21日 連載相手が患者・家族だろうと、上司だろうと誰だろうと、自分が会話で心がげていることがある。かねてから強調している「It’s true ~ but」の表現だ。まず相手を認める。そこからが自分の主張だ。
なぜこれが大事かというと、相手に冷静さがない場合そのテンションをいったん断ち切る、というメリット。それと自分が感情的に墓穴を掘らないことへのメリットだ。相手への余計な不快感を与えないという意味もある。交渉のときも、相手のペースに持って行かれずにすむ。会話のペースを切り替えれる。
例)
相手「うちの病院の後継ぎを探してる。君に頼みたい」
自分「大変なんですね。身にしみて分かります。働き手をお探しなんですね。ほほう。あ、でも自分のほうはですね。まだ何とかここで頑張ろうかと・・・」
例)
相手「先生にいろいろ不満があるのですが」
自分「不満が、そうですか。なるほどそういうことですか。あれとそれに関しては申し訳ないと思います。はい。さて。でも自分はね・・・」
例)
相手「自分は一生懸命やってるつもりですけど」
自分「自分もそう思う。前より良くなった。ん。ただ。これだけは聞いて・・・」
例外)
相手「自分は悪くないと思いますけど」
自分「悪くない。そっか。なるほど。でも何で俺が怒ってるわけ・・・?それは考えた?」
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