・・・は重要だ。特に医師などしていると、モンスター職員・患者など、毎日が人間同士のぶつかり合い。試験問題とは次元が違う。
たとえばそれが無意味な発言でも、ある人物がそれを発したら不思議と周囲を黙らせてしまう、そんなことはよくある。カンファレンスで経験した医師も多いはず。その声量、そのテンションに。1つの技術かもしれない。
問題は、そういった会話の受け手となる側。あまりの迫力に頭が真っ白になり、逃げ込むように従ってしまう。喉まで出てる言葉が言えない。これはむしろ医師⇔患者間で多いと思う。こういう表現で悪いが、相手がひるむと圧倒する側は安心して空気を自由に選択できる。動物的な本能というか。
なので、圧倒され従ってしまうとそれがクセになり、「コロコロ変わる」いわば逃げる人間、と評価されてしまう。高齢者に多いように思うが、彼らは7人の侍の村人同様、意外としたたかだ。
知事の発言には「It’true but」的な発言はなくいきなりbutから始めるという唐突さはあるものの、不思議と小気味いい。それは、誰から見ても何か一貫しているものを感じるからだろう。
なので、圧倒するものがあっても所詮それは人間。自分の小さな器を隠す芝居をしてるだけだろう。そういう発言があったら、こちらのコンマでいったん冷静に区切ってやろう。
コメント