僕の当直(よくある1日)パターン
2008年10月23日 連載夕方、診療終了。みな帰りだす。当直室から見えるスタッフら。トイレに行く際、ばったり会う。
「え?先生。当直?大変やね~。まいど!」(わざとらしい)
という奴が月に1人はいる。
職員食堂の、当直用夕ご飯。食べられそうなものだけもらう。副食のラーメンを適宜使用。たまにMRが最後の仕上げにやってくる。
夜8時頃。シンとしずまる。
病棟へ。モニター音だけ。ナースらは巡回中。病棟の1日を、一通りおさらい。
夜9時頃。眠れない患者につかまり、処方を頼まれる。
指示の際、ナースよりもっさりとしたミニ申し送り。新たに指示を少し。ついでに愚痴も聞かされる。
「何かあったら、またな」
「はいはい。いつでも起こしてあげますから。おほほ」
「どあるぅ・・・!」
夜10時。かけこみ患者。なぜか数人続く。何度か外来⇔医局を往来す。
夜11時。風呂あるいはシャワー。近くに携帯を置いて、鳴ったような予感にビクビク。
0時。案の定、救急搬送の依頼。受けるが話と全然違うケースも多い(なので心の準備も必要)。
予定より大幅に遅れ、やっと到着。病棟からナース降りてくる。結局自分がドアを開ける。
入院を渋る患者を説得、なんとか開けてもらったベッドに入院。
3時。目がさえてくる。しかし寝るにはここが最後のチャンスだ。
4時。結局さっきの入院の指示内容を今さらナースが再確認。お前ら何してたんだ・・・。
病棟で急変。看取ることになった場合、家族の到着を待つ。
5時。再び救急要請。1件目の搬送手順がいいかげんだった場合、果たして受けるべきか悩んでしまう(ことがある)。これは救急隊にもよる。
6時。たいてい脳卒中関係か事故。ベッドがないまま、外来でねばる。転送先はみつからず家族も当院を希望。主治医は日勤ドクターらと相談することに。
7時。タバコを吸いに患者が降りてくる(決まったメンツ)。出勤してくるスタッフらがハリキリ野郎に見える。大変だったことは表情から見抜かれる。救急入口を、不気味な表情でのぞいてくる。
8時。医局で次々に到着するドクターら。テレビのチャンネルは<株変動>。まずこれからスタート。
9時。以上入院した患者の主治医は、このわたし。となる。
結局、寝てないじゃないか!
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