翻弄される<末端>たち
2008年10月27日 時事ニュース先日「底値」と判断して駆け込んだマネーが、またここで吹き飛んだものと思われる。ずっと前にNHK(「ヤクザマネー」という番組)やってたが、暴力団組織ではプロのデイトレーダーが雇われていて、巨額の売りと買いを絶妙なタイミングで繰り返して、素人らの投資した資金をかすめ(ある意味:騙し)取っているといわれている。
組織が組織だけに、情報ネットワークも秘密裏に行われており、吟味・操作済みの情報だけが末端(メディア)に流れるという仕組みだ。これでは末端の素人が太刀打ちできるわけがない。暴力団は抗争するよりも、市場を操った方が得なのだ。
自分にとって、今年は「末端」がキーワードだった。組織の末端。末端価格。末端情報。会社の奴隷的な末端利用。会見で謝罪するのも末端。資本主義では、被害を受けるのはいつも末端と決まっているようだ。
医師の周囲にも、それを利用していろいろチャンスを狙ってる<末端>も数多い(医療コンサル社員、MR、ドクターバンク社員、不動産屋、ディーラーなど)。今の<近づく末端>は危険だ。一攫千金を夢見る奴らだ。こういう奴らと交渉して、自分の価値を下げてはいけない。
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