・ いきなりだが、心筋炎の場合がある。風邪症状が先行することが多く、それを延々と処方して訴訟に発展した開業医も珍しくない(一般・消化器など掲げているところ)。延々と風邪薬を処方→息切れ→喘息と誤診→点滴通院→心不全、と<患者を手放さない習慣>がそこで裏目に出たケースが実際あった(ていうか多い)。

※ この<延々>というのがそもそもの信頼をなくすのだ。恋人でも何でもそうだが。

・ 心筋梗塞が確実っぽくても、レントゲン撮る際は胸部CTも撮影し大動脈瘤解離の除外をしておくのが好ましいと勝手に思う。

・ あと肺血栓塞栓症の場合もある。酸素をいくら投与しても何故か不思議と酸素飽和度の上りが悪い・・・場合など。

・ 糖尿病・高齢者は肝心な胸痛の訴えがないことも多く、多少息切れがあっても我慢し、ついに心不全になって呼吸困難で受診・・・する頃にはかなり時間が経過している(まず心不全の治療からすることに)。かかりつけの外来患者には、前もって本人・家族に教育しておく必要がある。つまり「こうなったら受診する」目安を伝えておく。

・ 搬送でつきあいのある施設とは、搬送の目安・前処置について打ち合わせておく(講演会会場とかでもいい)。バイアスピリン内服やt-PAの使用などは施設によって違う。脳卒中に関しても(各主要施設の)前もった取り決めが必要。


コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索