「レッド・クリフ」の評判がすこぶる悪い。そりゃジョン・ウーに撮らせたら、歴史ものにはならんだろう。

 ただ三国志を忠実に映画化してしまったら、あまりにも複雑すぎて映画的なカタルシスなど味わえない。どうしても数か所で緩急をつけないと、感動的なストーリーが成り立たない。 

 僕にとって印象深いのは、バブル期の1986年頃に民放で放送されたアニメの「三国志」と「三国志Ⅱ」。人物・時代背景などがかなり脚色されていて突っ込みどころの多い作品だが、ストーリーを盛り上げるための計算としては正解だったと思う。「Ⅱ」の主題<miss dreamer>は神曲だ。

 僕の手がけてきたストーリー・脚色は本作の影響によるところが大きく、今後来年に描く予定の最終作はまさしく「三国志Ⅱ」的な内容になる。

 ところが・・・これらがなぜかDVDで発売されておらず、オークションでVHSを高値で購入するしか鑑賞の方法がない。先日CSで放送されたようだが、予告は一部のニュースでひっそりとされていただけだ。

 いろんなメディアが出そろってネットグローバル化も進んだのに、まだ再会できてないものがいくつかある。



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