今年こそ・・・

2008年12月2日 連載
 早めに年賀状を完成させないと。去年みたいに、紅白と交互にするのは能率が悪い。しかし真の年賀状は、本来リアルタイムで書いてこそ気持がこもるもの。

 研修医のときは名簿を見て、全員に出した(喪中は秘書さんに確認)。やり過ぎた感があったが、強いインパクトの内容だったためか、のちの会合・地方会などで話題になり何人か知りあうことができた。

 ここで面倒でも1つずつ伝える。「分からない症例など相談していいでしょうか?」

 おかげで自分の受け持ち患者(の症例検討など)をかなり優先・率先して頂いた。こうしていろんな医師と知りあって、ウラ名簿的な一大帝国を築こうと思った。

 ところが。15年ほどたつとそれが・・・<少数精鋭>を好むようになった。教えてもらう側から、教える側へ。教えたはいいが、イエスマンになろうとするのが多い。すると愛想程度の人間が多くなる。偏見を恐れず言えば・・・医者なんて仕事場だけでいい、と思うようになる。

 というのは・・・飲み会でもいろんな人間と触れ合うと、同じ会話を毎回しないといけない。(自分の)経験が多いと尚更で、相手も聞きたい話題が最初からある。それに限って、話したくない内容だったりする。

 みんな知りたい。不安。気になる。自分が出世しないままなのか。相手はどこまでデキるのか。いくらもらってるのか。俺より多いのか。自分より手技が上手いのか。そうじゃないよな。俺たち似た者どうしだよな。

 そういう気持が伝わってくると、切り上げたくなる。

 そんなとき、自分はこうやって話題を変える。

「でな、そうだおい!」(肩をたたく)

 外来でも似たのをやるんだが、これがかなり効果ある(なんのこっちゃ?)。

 相手の記憶が一瞬のうちに飛ぶ。

「こいつはトぶぜ!」(←トラボルタ)

 

 

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索