オバマの演説はあくまで日本語字幕通しで鑑賞しているのだが、そのカリスマはなんとなく伝わってくる。ハリウッド俳優の演技に引けを取らない。黙っていても気まずさがなく、安心感がある。明らかに天性のものだ。

 どこの病院でも、そういうのを発揮できる人がいる。マイナスの報告でもその人がすると妙に皆が納得していたりと、実に不思議な現象が起こる。僕自身もそういうところがあって、相手がそうリアクションしていると分かる場面がある。

 聞いていて心地よいものは<分かりやすさ>。自分は10の難しさなら8⇒4⇒2まで分解し、いっしょに2⇒1へともっていく。もちろん特有のアドリブが伴い、相手の意見の否定はIt’s true butで乗り切り、正しい意見はこちらでも反復する。すると相手はついてきてくれる。学習塾で教えていた時に学んだ。その正体は脳内ドーパミン小出しによる<達成感>だ。

 たとえば小さなカンファレンスの司会でこれを応用することで、ネットワークのいい位置に立つことができる(雰囲気が良くなり、士気を高める)。もちろん徹底的な予習はいる。

 詐欺的な手段で使ったらいけないが、アドリブのうまさは裁判映画などの(弁護側の)言い回しなどで学ぶことができる(日本語字幕もよくできているので)。

 やっぱり自分はこれまで述べたようなキャラ・・・スタローン、アルパチーノ、スミスの3本立て。スタローンは元気づけるとき、パチーノは契約・スカウトのとき。スミス(ていうかホウチュウ)は長い長いカンファレンスで。

 でも健さんキャラはどうか。健さんだったらカンファレンスは・・・おそらく発言自体が完璧で患者側からも評判が良く、その地位は上層部をも揺るがすものだろう。しかし出世には興味がない。機械的なICUとも真っ向から対立。しかしこれでは健さんへの紹介・共診が減ってしまう。

 やっぱり健さんには、大学病院ではなく番外地(僻地?)が似合う。




 

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