そっか。医師国家試験の時期なのを忘れてた。これをクリアすると、あとは認定医や専門医とかの話になるが、それは各人の任意によるもの。ただこの国ではこれら制度はアイテム的に使われている感があり、能力に応じたものとはいえない(試験の内容・基準自体がいい加減)。

 なお医師国試に合格したあとは転勤のたびに<医師免許証・原本>が必要になるので、大事にするように(コピーでいける場合もあるが)。

 他の人のブログでもあったが、自分も医師になって気付いたことが色々ある。大きく3つ挙げるなら、①絶対に乗り越えられない壁、②女連中との付き合い方、③周囲の過剰な損得感情。

 ではどうぞ!多少、偏見に満ちている。

① 絶対に乗り越えられない壁
 学生の時はやる気があればどんどん知識を吸収して、いろんな医学教室に潜りこめたが、病院の場合ヒラは所詮ヒラ。経営側から見れば大半が末端だ。どんな素晴らしい発想があろうと、経営者でない限り<チェンジ>はできない(<チャージ(充電)>はできたりして?)。

② 女連中との付き合い方
 大雑把にこう表現。ナースらや事務員など、ほとんどが女性(のはず)。学生のときと違って、女組織の中にある小組織、またそれら同士の摩擦、嫉妬、情報戦。それらに組み込まれたら大変なことになる(なった)。彼らの生存本能をかけた観察能力・洞察力・表裏に驚く。アメだけでは増長し、ムチだけでは孤立する。

③ 周囲の過剰な損得勘定
 たとえば人事の決まる前だとか、1つの物事を決める前だとか、その水面下ではいろんな欲望や利権が渦巻く。マージンを取る者、幅を効かす者。人が良くて「私がじゃあしましょうか」的な生き方だと、気がつけば雑用係か外様大名。残り者に福はない。そのためか、学生の時とはうって変わって、がめつい人間が増えていく。

 そう考えると、病院自体が1つの文明社会のような気がする。カースト制度?とまではいかんが。教授のための論文作成がピラミッド造りみたいなもの?








コメント

スミぱん@国会を見よう
2009年2月13日8:37

女連中の付き合い方・・・業種に関係なく、まさにその通りですね。

ゆき
2009年2月13日21:13



確かに.....。
ナースに嫌われたDrは、けっこうな目に遭いますもんね.....。
仲良しなDrはいつも後輩に
「まず、なによりも看護師に愛される医者になれ!!」
と教えてます。笑

ゆうき
2009年2月13日23:57


 2人ともアラッス(ありがとうございます)!今までいろんな戦歴がありますが、パニクって突然泣きだされたのが一番嫌な思い出です(僕のシロがクロに変わった瞬間でした)。

ゆき
2009年2月16日0:23

お気の毒です。笑

Drに泣かされたことはないですが
先輩Nsには散々.....。

これ以上は恨み節になりそうなんで自粛します♪

nophoto
医学生
2009年2月17日1:31

無事国試終えて帰ってきました。
先生のブログと小説、非常に楽しみにしております。
今後ともよろしくおねがいいたします。

ゆうき
2009年2月17日8:22

 お疲れ様でした。では卒業旅行、行ってらっしゃい。ジェダイの修業の前の、束の間の休息のつもりで。

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