トム・クランシーな日々
2009年4月5日 読書
本当のところはどうなのか?というのが国民の本音ではないだろうか。ミサイル発射の期間が限定的とはいえ、リアルタイムでは何も情報がないためニュースを待つしかなく、極度のテンションも維持できない。ちょうどトム・クランシーの小説を読んでいるような。
こんな感じ(翻訳本のほう)↓
「ミサイル発射室の操縦士は、大陸発見前のコロンブスよろしくひときわ濃い水平線のそのさらに彼方を見つめていた。同じ景色をひたすら見るのは、深夜アドレナリンにまみれた格闘技ファンの彼には一層苦痛だった。静かなチャンネルならリモコンに手がいく体質だ。持ってるゲームも全てクリアした。昨日もだ。僕には平和は合わない。そのためか今日の朝食は落ち着かなかった。しかしこれは栄養補給だ。炭水化物が分解され脳の代謝に使われる。脳の思考というマラソンには持続力が要求される。腹が減ってはまさしく戦はできない。いやできる者もいる。だがそれは勝利が約束されている者だけだ。帰りには美女と勝利の美酒。だがそもそも戦争の勝利とはどういうことか。意思疎通もなく顔も見たことない上層部からの命令で成し遂げる、それを勝利というのだろうか。上層部はさらに上層部に報告するに違いない。私がやってのけましたと。ええい、うっとうしい。ならば今までの戦いは何だったのかしら?さてその緊張がたたったのか、ここ3時間ほど腹痛をもよおしてきた。軍人たるものトイレを請うようでは売国奴同様だ。消化管でなく笑下官などとつまらないジョークはそれこそ朝飯前だ。彼はその朝食を憎んだ・・・いや、憎むのは以前から上官に鍛えられたときからの習慣だった。憎しみこそ復讐・・・だがそれでは戦争を支持するただのアナーキーだ。だがその戦争が腹の中で起こっている。だがその戦争が機械的な圧迫なのか、炎症なのか知る由はなかった。そう思うとまた腹痛が襲う。だが妄想こそ彼を痛みから解き放つ一種のモルヒネだった。彼はかつて軽蔑していたM体質な同僚が羨ましく、恨めしくもありただただ苦笑した。彼は祈った。実はこれはただの夢で、目が覚めれば中古カーの中で初デートの彼女と待ち合わせしたバブル真っ最中の交差点なのだろうと。そう思えばここで洩らすのも情報漏えいではないと、その彼女が囁くような気がした」
ちょっとキューブリックっぽく、なりかけてます!
こんな感じ(翻訳本のほう)↓
「ミサイル発射室の操縦士は、大陸発見前のコロンブスよろしくひときわ濃い水平線のそのさらに彼方を見つめていた。同じ景色をひたすら見るのは、深夜アドレナリンにまみれた格闘技ファンの彼には一層苦痛だった。静かなチャンネルならリモコンに手がいく体質だ。持ってるゲームも全てクリアした。昨日もだ。僕には平和は合わない。そのためか今日の朝食は落ち着かなかった。しかしこれは栄養補給だ。炭水化物が分解され脳の代謝に使われる。脳の思考というマラソンには持続力が要求される。腹が減ってはまさしく戦はできない。いやできる者もいる。だがそれは勝利が約束されている者だけだ。帰りには美女と勝利の美酒。だがそもそも戦争の勝利とはどういうことか。意思疎通もなく顔も見たことない上層部からの命令で成し遂げる、それを勝利というのだろうか。上層部はさらに上層部に報告するに違いない。私がやってのけましたと。ええい、うっとうしい。ならば今までの戦いは何だったのかしら?さてその緊張がたたったのか、ここ3時間ほど腹痛をもよおしてきた。軍人たるものトイレを請うようでは売国奴同様だ。消化管でなく笑下官などとつまらないジョークはそれこそ朝飯前だ。彼はその朝食を憎んだ・・・いや、憎むのは以前から上官に鍛えられたときからの習慣だった。憎しみこそ復讐・・・だがそれでは戦争を支持するただのアナーキーだ。だがその戦争が腹の中で起こっている。だがその戦争が機械的な圧迫なのか、炎症なのか知る由はなかった。そう思うとまた腹痛が襲う。だが妄想こそ彼を痛みから解き放つ一種のモルヒネだった。彼はかつて軽蔑していたM体質な同僚が羨ましく、恨めしくもありただただ苦笑した。彼は祈った。実はこれはただの夢で、目が覚めれば中古カーの中で初デートの彼女と待ち合わせしたバブル真っ最中の交差点なのだろうと。そう思えばここで洩らすのも情報漏えいではないと、その彼女が囁くような気がした」
ちょっとキューブリックっぽく、なりかけてます!
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