肺結核でまずは2ヵ月入院ということだが、ガフキー何号(伝播の強さを示唆)くらいだったのか・・などいろいろ考えてしまう。晒された可能性のある視聴者の数はハンパでない。芸能人が続々検査しているが、鬼的に言うと、今後発症しない保証はない。
大学病院などでも職員が実は結核のまま勤務していた、というアクシデントは珍しくない。マニュアルが存在し、その場合一斉に全職員の検査がそのマニュアル通りに進められる。
とはいってもツベルクリン反応、胸部レントゲン正面のみのことが多く(つまりローコスト)、徹底した検査とは言い難い。気道・気道粘膜を直接調べたわけではないからだ(実際、難しいが)。というか、肺結核の場合に徹底した検査があるのなら、むしろこちらが知りたいくらいだ。発症の症状も微熱・寝汗くらいでは特徴的なものといえない。
肺結核になりやすい(うつされやすい)のは、やはりその既往あり+肺気腫などの肺病変ありの人、抵抗力の弱い高齢者、または抵抗力を著しく落とす疾患をもつ人(血液疾患、糖尿病、免疫抑制剤治療中など)など。
ふだん健康なのに肺結核になった場合は(環境が特別なケースを除き)、むしろ隠れた背景もついでに調べる必要が出てくる。
<内科学会雑誌:「院内感染」より抜粋>
・ 報告数は日本では減少傾向だが世界的には増加している。
・ 関西の3年間データによると、発病率はナース>コメディカル>医師
・ H18年より保険適応の<QFT-2G>という検出法はツベルクリン反応よりも正確さが勝るものだが、実施施設が限定的(コスト高いため)で1割が偽陰性(見落とし)という問題もある。
病院の大半は不況の真っただ中なので、見えないもの(特に感染)に対するコスト消費はさらに消極的となってきている。この<コスト>こそが、今後の医療で一番メインの問題だ。
しかし恐るべきは結核だけではない。今は食い物だって心配だ。正確な情報を(メディアの受け身でなく)工夫して手に入れ、最も自分に有益な選択をしていくことが重要だと思う。
今週末の内科学会総会の内容がどれも<原点回帰>っぽいのは、ローコストへの配慮もあるのかなあ・・・?
医療関係者が、また数万人と集まるのか・・・。
(間)
ともあれ、今回からマスクしていこうっと・・・!
大学病院などでも職員が実は結核のまま勤務していた、というアクシデントは珍しくない。マニュアルが存在し、その場合一斉に全職員の検査がそのマニュアル通りに進められる。
とはいってもツベルクリン反応、胸部レントゲン正面のみのことが多く(つまりローコスト)、徹底した検査とは言い難い。気道・気道粘膜を直接調べたわけではないからだ(実際、難しいが)。というか、肺結核の場合に徹底した検査があるのなら、むしろこちらが知りたいくらいだ。発症の症状も微熱・寝汗くらいでは特徴的なものといえない。
肺結核になりやすい(うつされやすい)のは、やはりその既往あり+肺気腫などの肺病変ありの人、抵抗力の弱い高齢者、または抵抗力を著しく落とす疾患をもつ人(血液疾患、糖尿病、免疫抑制剤治療中など)など。
ふだん健康なのに肺結核になった場合は(環境が特別なケースを除き)、むしろ隠れた背景もついでに調べる必要が出てくる。
<内科学会雑誌:「院内感染」より抜粋>
・ 報告数は日本では減少傾向だが世界的には増加している。
・ 関西の3年間データによると、発病率はナース>コメディカル>医師
・ H18年より保険適応の<QFT-2G>という検出法はツベルクリン反応よりも正確さが勝るものだが、実施施設が限定的(コスト高いため)で1割が偽陰性(見落とし)という問題もある。
病院の大半は不況の真っただ中なので、見えないもの(特に感染)に対するコスト消費はさらに消極的となってきている。この<コスト>こそが、今後の医療で一番メインの問題だ。
しかし恐るべきは結核だけではない。今は食い物だって心配だ。正確な情報を(メディアの受け身でなく)工夫して手に入れ、最も自分に有益な選択をしていくことが重要だと思う。
今週末の内科学会総会の内容がどれも<原点回帰>っぽいのは、ローコストへの配慮もあるのかなあ・・・?
医療関係者が、また数万人と集まるのか・・・。
(間)
ともあれ、今回からマスクしていこうっと・・・!
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