OBON

2009年8月15日 連載
 ここ数日大阪の交通網はスカスカで、良い走りができた。救急もある程度覚悟していたが、そこまで(搬送問題で)大変な噂も聞かなかった。こういう雰囲気だと、日ごろ持ち上がっている医局会の話題などが忘れられてしまう。気をつけよう。日本人特有の事なかれ主義である。

 夏のボーナスが新しく切られた、という病院は少なかったようだが今はどこも様子見。ただ、医者に関しては今後給料据え置きという考えが支配的になってきた。若年も高齢も、給与体系が通年同じという考えだ。

 医局人事の場合は裏で全て決められるが、大学つながりでない場合で交渉する場合、最初に決まった額でずっと続く(減っても増えない)と思ったほうがいい。なので希望通りで決まらなかった場合、見通しは厳しい。だから、特に最初の交渉は末端と絶対にしないこと(するにしても長引かせる)!

 自分もこういうことを論じるのはプライドが許さなかったが、譲歩すると経営側がいいようにしかねないので目を光らせている。渡辺謙のように落ち着いた交渉といきたい。

「今回、労働基準法をはるかに上回るほどの過剰な勤務時間、これ減免お願いしたく候、帝におかれましてもさぞ心苦しい心境察しておりつかまつる。ひいてはこの私、医師として役目を全うする意思天地のごとく不動なれども、いかんせんこの体1つにありてスミスの如く複数化できぬゆえ、業務の縮小ならびに待遇の改善を求めるものなり。ここは帝のご慈悲に添い寄りつつ、されどもそれが当院のさらなる発展に寄与するところなり」

 うむ、彼ならどういった立場でも切り抜けれそうだ。これこそ理想の総理像にふさわしい。





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