高齢者病棟での話だが、「あの先生が主治医になると、なぜか患者が早く亡くなる」という噂を聞くことがある。特に間違った治療をしてるわけでもないようだが・・・
盲点なのが、低ナトリウム血症。体格の割に点滴しすぎたり(これが主因!)、塩分補給してなかったりと長期化すれば、高齢者は簡単に低ナトリウムに陥る。120mEq/L前半でハラハラ、120mEq/L以下でいよいよ、110mEq/Lを切ると<とうとう・・>といった経過をたどる。痙攣・呼吸停止という形。意識障害も来すため、(誤嚥で)肺炎を発症したりしやすくなる。
主治医以外が目を光らせてないと、死亡診断書に「心筋梗塞」「脳梗塞」とか書かざるを得なくなる。
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