最近、病院内での<結束>が固くなっているという。いや、これにケチをつけるつもりはない。ただ、この<結束>は団結の意を指すとは限らない。分類を大きく2つ。
① 医者サイド ・・ 医者が辞めたら病院は終わり、という強気な意識が普通に芽生えている。院長は別として、その他大勢は<体制>の流動を微妙にキャッチし、<やること>と<しないこと>を明らかに区別する。で、<やること>は必ずする。が、<しないこと>は絶対にしない。つまり・・・<場合によってはしてあげる>姿勢が消えつつある。過労への危機感、さらにこの不景気(病院もそうなってる)も関係しているものと思われる。
要約:<やる>と決めたことにのみ、お互い閉じこもる傾向(協力は2の次)。
② 医者以外サイド ・・ 情報を重要視した<集団>が、職種が入り乱れつつも階層を形成し、安定している。ただし旧態然たるもののイエスマンが生き残るのが常であり、若手は精神的苦行を要する。彼らが知りたいのはズバリ、上層部・医者サイドが握っている先行情報だ。みな、こぞって様子を伺う。ときに集合しお互いを確かめ合う。一見集まりはいいが、常に選ばれたメンバーだ。みな土着性が強くなる。
要約:秩序ある理想郷を内部に作り、その帝国を守る(タナボタ待ち)。
またネガティブな話をしたが、これらは反面教師。ルールを盾に閉じこもったり、過剰に警戒したりすれば・・・1年1年が同じ年。単純な人生だ。つまらない。輪の中から出れる人材は個性に満ちていて、いつか必ず貴重な存在だ。
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