メイキング「デンジャラス・デイズ」によれば、監督のリドリー・スコットは撮影進行の遅さから制作陣を敵に回し、様々な嫌がらせを受けていた。悪口Tシャツはまだいいほうで、完成した作品に手を加えられ(内緒でハリソンフォードを呼び出しナレーション挿入)、場面をカットされそれによってストーリーまで変えられた。だが不思議なことにこの作品は徐々に評価され、ついには伝説的な作品となった。何かサクセスストーリーめいたものを感じる。でも男なら、実はこういう成功を望みたいものだ。
成功するかどうか分からなくても、色々とストーリーを夢想するものだ。少なくとも自分は。自分の診療でいえば、多忙でいろんな問題に直面するもそれに立ち向かい、やがては遅れて評価されて勇退するというもの。ただ評価といっても○○機能病院になるとかそういうのではない。この評価は国サイドや患者側でもなく・・・むしろ自分が自分に下すであろう評価だろうか。
「アンタッチャブル」でのケビン・コスナーの引き際が理想だ。
『禁酒法が解禁。どうします?』←記者
『一杯やるよ』←コスナー
このあと記者が唸る表情をするのだが、ここがなんともいえん。
それにしても、引き際のことをやたら気にするのは・・・何故なんだろうか。
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