作り話には、その作り手の体験談がかなり生かされる。はず。ただその時の気分によって、話が暗くなったり深刻になったりすることがある。しまいにはコンセプトまで変わってしまう。

 マンガでも最初は単なるギャグだったのが、知らない間にシリアス路線になったりする。それが作品の方向性、エンディングの宿命にまで影響を与えてしまう。

 その点、「こち亀」には感心する。この作品は最初シリアスなのも多かった。今は時代に合わせてそこそこ(いい意味で)無難な話になっている。

 医療ものは、なかなかそうはいかない。考えれば考えるほど(知りすぎるほどに)、見えない出口に近づくことになる。「ブラックジャックによろしく」を読んでそう感じる。自分も反省したが、そもそも医療ものは<テーマ別の毎回シリーズ>のほうがいいかもしれない。

 で、この「落下の王国」。身の不自由なイケメンと、美少女でない女の子という組み合わせ。アンソニーが馬から落ちて、もし生きていたら・・・の「キャンディキャンディ」のように思えた。 





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