身近なところでは外資系MR、もしくは訪問販売員。彼らは高級スーツ姿で出世街道のようにも見えるが、その実情はかなり厳しい。
社員の大多数が辞められない理由は、歩合によるボーナス。業績が出せないともらえない。でも、業績が良ければ青天井。この、青天井の快感というのは薬物のそれに似たものがあるらしい。
しかも業績1位の者だけが、大勢の目の前で表彰される。特別ボーナスのほかに褒めの言葉、家族旅行・・・生活は派手になる。もちろん翌年により良い成績を出さなければ未来はない。たとえ僻地に飛ばされても、ノルマはノルマだ。なお、2位からあとはみな同じ扱いだ。勝者ではない。みなそう思っている。
なので、病院に来るMRの中には目が<¥>の者がいる。あるいは会議で泣いて形相変えて来る者もいる。立場は違うが不動産も必死で、僕にいろいろ物件を勧めてくる。開業とセットでといわんばかりに。
くれぐれも不動産投資には手を出さないように。10数年前にローンを組んだ知り合いは、リターンなしのローン(物件が九州!)を未だに仕方なく払い続けている。家賃減少と手数料増加がおもな理由だ。
コメント