もちろん、旧作のほう。人間の本性がむき出しになるその瞬間・・・をよくとらえている。「白い巨塔」でも感じた。強欲があって、それが計画通りにいかないとき、当人は賭けでも打って出て、その目標を達成しようとする。つまり一線越えようとする。

 その人間の危うさというものは、今の仕事をしてつくづく感じる。渦巻いている。自分の周囲に近寄る人たちは大勢いる。もちろん僕の徳のなすところではない(ほとんどは)。不自然だと感じるのがその理由。

 で、長年見ているとその人の目標が分ってくる。ああ、この人はアレやコレが目的なんだろうと。なら、いつ本性が出てくるか。一線を越えるか。ノーレスポンスで経過観察。残念ながら彼らは(我慢できず)唐突な行動に出ることになり、その目標は達成されずに終わる。

 すべてに金・利権がからんでいることは間違いない。これが出発点だからこそ、いろんな群像劇が無限に生まれる。その最大公約数を、作者は消化しやすい程度にお皿にのせてくれている。



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