ヤマトの感想

2009年12月26日 連載
 第一艦橋のメンバーが、まるで<大学医局>。実に他人同士的な距離感が持続する。背後に控える医局長、古代の存在。そこに教授のような威厳はない。いやいや、教授にあたる沖田の像が見下ろしている。そこもまた、大学医局。

 コスモタイガーのメンツは我がゆく道といった感じで、チームワークがないながらも1人1人が淡々と仕事をこなす。まるで大学院生たち。

 そしてアマール星との関係。ヤマトが介入したところ波紋を呼び、敵から様々な嫌がらせを受けることになる。これもまた、大学医局どうしの確執のようだ。

 で、ヤマトに群がる艦隊、とりまく避難船団。こんな声が聞こえてくる。

「ヤマト先生。ついていけば間違いないですよね?」
「いい病院、見つかりますよね?」
「見つかった折はそのポストは是非わたくしに!」「いや私を!」「私が!」

 まるで大学統合で行く先を失った、医局員たち。隣の県にも、その隣にも合併を断られた・・・。

 有名なせりふを、あえて言い換える。

「守るべきは病院ではない!患者だ!」


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