WOWOWで、いま松本清張の特集を毎日やっている。アメリカではジョン・グリシャムに相当しそうな(政治も含めた)サスペンス作家。グリシャムはアメリカの民族的な背景をよく出しているが、松本清張では<男女のもつれ>をも描く。この<もつれ>は今も同様、通じるものがある。そしてそれは、なんとも一途なのだ(いい結果であろうとその逆でも)。

 病院へ見舞いに来る家族。そのあとやってくる内縁の妻。内縁は年をとってもどこか失ってないものがある。病歴を聞けば聞くほどその不自然さがあり、その裏に彼らのドラマを垣間見る(突然の引っ越しなど)。

 そして、その内縁の息子までが現れ・・・。入院が長いほど、それは複雑怪奇になっていくのだ。

コメント

saeko
saeko
2010年1月4日11:45

うーん、少し考えてしまう。私はたとえ長期入院してもあらわになる背景はないけど…
人間模様はいつだって複雑怪奇って感じでしょうか?

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索