<落ちる>という経験
2010年3月23日 連載大学受験に失敗したことはあるが、何が一番つらかったというと、やはり予備校生活が始まるまでの2カ月ほど。今思えば予備校生活自体が贅沢でわがままなものだったかもしれない。それはおいといて、とにかくこの予備校が始まるまでが、地獄のように長い。だが落ちたばかりでやる気がおきない。驚いたのは、さっそく選抜クラスの振り分け試験、寮の適性試験(面接)まであったことだ。
しかしこの時期はある意味頭を冷やした時期でもあって、その後のやる気という反動へと結びついた。国立大学の初期にかつてあった教養学部もそうだ。
では、医師になってそういう期間があるか?といわれると・・・転勤前の有給消化期間(数日~1週間が多い)、といったところか。なんか自分だけ置き去りにされた感覚になる。ある意味、試験に落ちた後のような感覚だ。
そう、この置き去り感覚がかえって次の(やる気という)反動を呼ぶのだ(その反対という話もあるが)。
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