病院にとって新規の医師の着任は高い買い物であるため、調査・面接などを通してその医師の貢献度を決めていく。自分のいる・いたところでは、以下の項目に重点を置いている。
・ 前勤務先の評判 ・・・ 患者数が増えていたか、患者からの反響はどうだったか。検査をバンバンしてくれるか、トラブル・訴訟はなかったか転々としてきたならその理由は。医大に籍があるかどうか。これらはMRからだけでも相当な情報が手に入る。
・ 能力など ・・・ 手技がうまいか(下手な場合は病棟中心で働かせる方向)。重症患者が診れるか。内科なら小外科ができるか(外科が休診のとき助かる)。専門資格があるか(内視鏡、禁煙外来なども重視)。
・ 前勤務地での収入・・・今後のコストに反映。
・ 当直をしてくれるかどうか・・・さらに臨時でも他の曜日にお願いできるかどうか。
・ 人間的なところ ・・・ これも前勤務先の評判にたよる。穏やかか怖いかなど。
・ 住居 ・・・ 病院に近いか。引越しの予定は。
・ 生活水準 ・・・ 既婚なら子供がいるか。いれば私立など費用がこれからかかるか。住宅ローンを組んだばかりか。親は医者か、裕福か。
これらを総合し、給与面が決められ病院の検査面での配置・スケジュールが決められていく。同時に、要らない医師の排除を検討する。要らないというのは、主に検査非常勤を切ることをさす(割高な人件費カット)。
コメント