大事な一言

2010年3月31日 連載
 病院で勤務していると、あちこちトラブルを耳にする。ほとんどは訴訟に関連しないものだが、話の持っていき方によってはそうなりかねないものもある。

 そもそもそれがトラブルとして表面化すること自体、ほとんどに基本的な問題がある。理由・説明が明確ならトラブルというものにはならず、治癒の方向に向かう。実はこの理由・説明以前の話であることが多い。

 たとえば医療スタッフ側の心無い対応。

・ 大変な検査・処置のあと、長時間の放置。
・ 1対1のときのスタッフからの暴言。
・ 経済的な配慮なしの事務対応。
・ 理屈攻めでの一方的な説明。
・ 患者・家族によって対応異なるスタッフ(例えば差し入れあり家族には優しいとか)。
・ 大勢の前で平気で(大声の注意などで)大恥かかせるスタッフ。
・ 患者の心配をよそに近くでゲラゲラ笑うスタッフ。
・ 矛盾した説明など、明らかな手違いへの謝罪一切なし。

 つまり無視・放置・暴言にほとんどが起因する。だけではなくて、その背後にある日ごろのからの不誠実にも問題があるようだ。実際は泣き寝入りせざるを得ないケースが多いが、のちにそこで本当のミスが起これば(理由ありでも)不信感が先にあるため聞く耳を持てない。状況は悪化する。

 上層部は、そこを雰囲気で感じなくてはならない。と自分に今日も言い聞かせる。周囲では離婚も多いが、仕組みは良く似ていると思う。








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