第6回:自由の代価として何をしたいかを問われている ・・・?
2010年4月19日 連載『選択肢を前にした若者が答えるべき問題は、正確には、何をしたらよいかではなく、自分を使って何をしたいかである』
大学病院の上層部から(教授になれず、または目指さず)民間病院へ下っていくドクターも多い。たいていは院長職で納得する。
もし一般診療の経験が少なく専門性が高いまま異動すると、その専門にしがみつき診療・経営に癖が出てしまうことが多い。『自分は内視鏡ならやる』『この類のオペなら受ける』『自分は呼吸器だから心臓は診ない』など。患者を選ぶようになると、患者は自然と遠のいていく。
専門性の高い病院では何をしたいか堂々と言えるが、そうでない病院ではよく考えてから→こだわる必要がある。選択肢を複数挙げ、その中で組織に一番有益なものを選ぶべき。その中で、なるべく組織に有益なものを身に着けていく。
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