『イノベーションとは理論的な分析であるとともに知覚的な認識である。イノベーションを行うにあたっては、外に出、見、問い、聞かなければならない。イノベーションに成功する者は、数字を見るとともに人を見る。』

 患者との対話・診察を極力避けて、カルテ・データとばかり対峙する先生もよくみかける。データだけで治療の方針が決まる場合もあろうが、データで表しようが無いものも潜んでいる。

 特に視覚的なもの(褥創、発赤、骨折)が見落とされればデータに反映されるのはかなり後もしくは反映すらされない。データばかり見ていて『まだ良くならない。なんでだろう』と次の検査指示を出す前に、視覚的なSOS信号が出てないか見に行くことも必要。患者の顔、手、足などふだんから見ていれば、その変化に気付きやすくなる。

『データはいい。なのに見た目がしっくりこない』
 →違った角度から検査。
『データが悪い。なのに状態は良くなってそうだ』
 →再検査、見直し。

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