さっき、マニュアルのことを述べたが・・・
2011年2月4日 連載最近でも医療にマニュアルやパスを持ち込みすぎて、肝心な患者の立場が置き去りにされている感がある。マニュアルは受験勉強の延長みたいなもので、医療という不確定要素の中、満足度の高い確かなものだ。勉強会というのがいかに自己満足的なものか気づかないようなものだ。いや、マニュアルは作ってから満足するものでなく、その上で変えるアイデアが生じるべきものだ。
ただ、複雑なものを理解しやすくしてまとめる作業は大切だと思う。でもそこで満足するのでなく、じゃあ何を失ったか何を削ったか、それは本当に不要だったのか・・・そういう葛藤が必要だと思う。
若い医者が多く入ってくるが、(医者に限らず)若い人にはその葛藤の経験があまりないようだ。
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