どういう奴にならないべきか
2011年4月2日 連載・・・反面教師を語るうえで欠かせないテーマだ。
みな、たとえば勉強でも仕事でも最初は童貞っぽいところからスタートする。しかし慣れと競争で凶暴になっていき、マシーンになる者こそがスポーツでも勉強でも仕事でも勝者となる。
その過程にはチームなどの存在もあるため、正直自分の能力より下の人間はどうしても足手まといと思ってしまう。損得も明瞭になり、人付き合いまで変わる。これらの選択の結果、一部の上流だけが情報を分け合いまず生き残ろうとする。遺伝子の持つ本能なのか。
それは正義とも悪とも言われないんだろうが、少数の<力のある者>が楽をするために、多数でも<より力のないもの>に苦を平気で受けさせる精神は明らかに悪だろう。人間味がない、もう人でないということ。
しかし<力のある者>は楽が目的だから、手段を選ばない。そこで違法が生じて、徹底的な隠ぺい・嘘に走る。利権があるから何重にも隠される。あとは数十年も解凍される心配もない。
そういうピラミッド体質があるから巨大マンション・ニュータウンができるし、報道も制御できる。医療も依然、医師会の手の中にある(これはちょっと言い過ぎ)。
文章を遡ると分かるように、そもそもの過ちの出発点は・・・「自分だけ楽をしよう」という発想だ。人間の本質なのかもしれないが、サルでなく文明人ならあえてこの発想と戦いたい。すました人間より、まだせっかちなほうがいい。
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