救急隊より吐血していたとの連絡。吐血は家族の表現。しかし吐血として伝わり、医者へも吐血の症例と連絡が来る。

 消化器専門の医者が呼ばれ緊急内視鏡。食道、胃、十二指腸・・・何もない。ていうか出血の痕跡がない。

「おい、これ・・・」

 胸部のレントゲンでうっすらとした影。気に留めてなかった小さい影だと思っていたが・・・

「吐血じゃなく喀血だ!CTはおいCT!シーリーシーリー!」

 すると、さっきの患者が今になってコンコン、ゼロゼロ。どんどん溢れ出る鮮血。

 肺癌か結核かは分からないが、動脈造影の必要も考えられるため呼吸器科系へのコンサルトとなった。


コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索