カタルシスなアクション描写は冒頭の30分のみ。あとの2時間超はひたすら鬱展開。それでもこの形で映画として公開した。ディレクターズカットは寄り道的な場面が多く、プロデューサーに刻まれるのは当然の代物だった。

 しかし雰囲気がだんだん暗くなり、むしろ絶望的に。カリスマ的な人物(カーツ)の行きつく、宗教的な領域。それに対して共通点・尊敬すらを感じながらも暗殺に走るマーチン・シーン(息子そっくり!)。

 自分も嫌悪している人間はいるが、妙に共通点を感じてゾッとすることがある。どうやってその人物がそうなったか、興味を持ってしまう。その人の経歴などにも。しかし敵対する関係、でなければならない。そこは譲れない。こういったジレンマを感じることがある。

 サーフィンするために利権を行使する軍曹が、むしろ病院経営者っぽく感じられた。

 

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