吉川晃司の初期のアルバムには独特な浮遊感がある。最近また巻き返しをはかっている彼だが、声に威厳が加わりすぎて、別物。
(以前)「すべてはこのぉ~よるにぃ」スタイリッシュ。
(現在)「すんべてはあぅ!くおのういやあるうに!」ねばい。まるでヘビ。
田舎の人間が上京して、変わり果てて戻ってくる吉川アイテム。道端で親族に「お前。都会で何があったんだ?」「知らね」とクシで頭をとく。両手にべったり香水。長いサイフのブランドもん。親族の集まる中、突如轟く空ぶかし。
今回の里帰りでは、それらを目にすることはなかった。
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